■■

深夜。不安で眠れなくて、ほぼパジャマでふらりと外に出た。最寄り駅周辺を散歩していたら、そんなに危険そうでない若者が話しかけてきた。わたしは自身と一切の関係が無い人間と、なんとなく話したかったような気がしていたので、路上ですこしコミニュケーションをとった。

二人組のうちの一人がわたしに「昔クラブによく行っていたタイプでしょう」と言った。わたしにはその人が言うタイプの人間のイメージがさっぱり出来なかった。だって知識がない。陰(いん)の者である自分の人生ととてもかけ離れているウェイ系ワードが飛び出したことに驚いた。クラブに行ったことがないと伝えると、行ったことない人なんて居るんだ、などと宣っていた。もしかして、相手がそんな印象を受けたのは、パジャマの上に羽織っていたアディダスのジャージのせいですか?そういうことですか?なんかアディダス着てるう↑↑↑って謎のポイントでテンションが上がってましたし。クラブという遊び場には、きっとアディダス+パジャマというファッションが多いのだろう......とかなり雑に話をまとめる(まとまっていない)。じゃなくてね。そんなことはどうでもいいんですよ。そんなファッションが多い訳じゃないの位わかります。あと正確には六本木のクラブに一度連れて行かれたことはある。

 

 

 

夜に、泣きたくなってしまうなんておかしい。意味もなくさみしくてたまらなくなったりしてしまうのはおかしい。自分のことを全く知らない人間と話をしたいという心情もきっとおかしい。じっとして居られず、深夜に歩き回るなんておかしい。わたしはもっと孤独であるべきで、それに耐えうる強さを持てるようにならなければならない。そんな気がした。わたしは友人に恵まれていると思う。家族が居なくても充分すぎるはずなのだが、それでもわたしは孤独である。そう感じてしまう自身が問題なのだ。わたしに実際、友人がいようがいまいがもはや関係なく。孤独は叫んでいる。わたしのすぐ近くにぴったりと寄り添っている。それをひしひしと感じていながら、他者との関わりを遮断してどんどんうちに籠ってしまう。どうしてなのだろう。どうしたらいいのだろう。わたしはどうやって生きていけば良いのだろう。ただただ、途方に暮れてしまう。

おだやかに、のびのびと、生きていけたら。そんな人生が訪れたら。わたしはわたしの好きな人たちが、わたしのことを好きだとかファンだと言ってくれていた人たちが、前述したような人生を送ってほしいと、切実に思う。まあ、いつものようにつけ加えるならば、如何に生きるかは個人の勝手であり、幸せの尺度はそれぞれだが。

 

今日は病院に行きたい(予約済み)。眠たい。

 

追記:病院へ行けました。